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2007年4月11日 (水)

写真家の生の声が聞ける
『ギャラリートーク』へ参加のススメ

フォトギャラリーで時折、「ギャラリートーク」というイベントが開かれているが、出席したことはありますか? そこは出展作家が自らの作品を語る場であり、写真家の『生の意見』が聞けるのだ。
そんな一例として、4/7(土)に東京・四谷にあるRoonee 247photographyで行なわれた写真家・風間健介さんのトークショーと懇親会の模様をお知らせしよう。写真展は風間さんが撮り続けてきた北海道・夕張の炭鉱跡と、そこに住む人々を撮影した作品で構成したものだ。

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会場の入り口にこんな貼り紙が。

読売新聞と東京新聞にこの写真展が記事として取り上げられたこともあって、「会期中、途切れることなく来場者があった」と風間さん、まずはほっとした表情を浮かべていた。当初、会期が都知事選と重なったことでの影響を心配していたのだ。
トークショーの来場者も上々で、会場はほぼ満席。ここでの話題は「夕張について」と「写真家として生きることについて」だった。

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ギャラリーへの通路壁からずらりとプリントが並ぶ。

炭鉱遺産について、彼の考え方の基本は「否定される過去ではなく、負の遺産では決してない」ということ。夕張炭鉱には日本の基幹産業があり、働き甲斐のある職場として多くの労働者が集まってきた。それが廃坑となったことで、負の遺産として切り捨ててしまうことは、その街の歴史を否定することであり、そこに生きてきた人のプライドを踏みにじる行為なのだ。そんな街から希望や活力が生まれるだろうか。
「炭鉱の街は美しい。廃墟ではない。だからその美しさを撮ってきました」と風間さんは言う。

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懇親会では飲み物を片手に自由に語り合う。

参加者のある男性は「『固定観念をなくせ』という風間さんの指摘にハッとさせられた」という。また北海道出身の女性も、自分が行ったこともない夕張を周囲の話から色眼鏡で見ていたことが分かったと話す。そして彼女は「話のなかで、今の子どもたちはどんな表情をしていますかと問いかけられて、自分の眼で見ていないことがたくさんあることに初めて気づかされました」とも言っていた。
トークショー後の懇親会では、作品を見ながら、この日初めて会った同士が会話を弾ませていた。この展示では、4つの壁面にびっしりプリントを並べる手法をとっていたので、「作品を並べる時に、何を重視して選んでいるのか」を作者に聞いてみると、
「壁ごとに物語を感じさせるまとまりを考えて、その中から黒と白のバランスがしっくりとなるように配置を考えた」と答えてくれた。たくさんのプリントが並びながら、どれもがうるさく主張せず、静かに見ていられるのは、その調和がとれているからなのだろう。

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ギャラリーに併設したスペースでも話の輪が広がる。

4/22(日)にはキヤノンギャラリーSで高梨豊さんのトークショー(申込みはキヤノンホームページから)が開かれるほか、新宿ニコンサロンでも5/5(土)に若手写真家のギャラリートークが行なわれる。フォトギャラリーには新しい発見の種が埋まっているから、大いに活用しよう。

風間健介
http://www2.ocn.ne.jp/~kazama/
キヤノンギャラリーS
http://cweb.canon.jp/s-tower/floor/1f/index.html
新宿ニコンサロン
http://www.nikon-image.com/jpn/activity/salon/index.htm

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