« マグナム・フォト創設60周年記念展で
作品128点をHP大判プリンターで出力
| トップページ | デジタルだからこそ、プリントにはこだわる!
写真家・岡嶋和幸さんの“アイルランドへの憧憬” »

2007年3月 7日 (水)

珍しい写真集を置いた名曲喫茶が
新宿にオープン

東京・大久保に名曲と写真集が楽しめる空間「カオリ座」が3月1日にオープンした。店内の壁面には作品が展示でき、ギャラリーとしても楽しめるのだ。
このお店は高円寺で営業していたD-Library カオリナイトが移転してリニューアルオープンしたもの。カオリナイトは写真評論家の飯沢耕太郎さんが著書「危ない写真集246」で取り上げた写真集を揃えたお店だ。新装カオリ座では、それらに加えオーナーの久保かおりさんが所蔵する荒木本(写真家荒木経惟さんの写真集)や、ルイス・キャロルの作品集、オペラ本などが用意され、それぞれ自由に閲覧できる。

Ph01s_10

南口共同ビルは大久保駅南口を出て右を見ると目の前にある。わくわくするほど昭和の空気そのままのビルだ。

入居するビルの前に置かれた看板には『名曲喫茶 ドリンク&ライブラリー』と書かれている。この言葉に久保さんの思いが込められているのだ。
久保さんは写真学校で写真を学んだものの、卒業後は古い喫茶店の雰囲気に惹かれて、名曲喫茶や純喫茶で働いてきたという。この店を始める前は、新宿・歌舞伎町にあった名曲喫茶の名店『スカラ座』が閉店するまで勤めていた。
「辞めた後、縁あって高円寺にカオリナイトを出しましたが、すぐ街の雰囲気に合わないことに気づいたんですね」

Ph02s_3

雑誌「写真時代」は64冊が揃えられ、特別編集を入れると約70冊がある。

久保さんは新宿の街が持つ雑多さ、猥雑さを好んでいて、それは新宿以外には見出せないものだった。そこで物件を探し始めたところ、新宿区内のこの場所に出会った。
「開店してまだ5日目なので、はっきりとはわかりませんが、高円寺とはまったく違いますね。高円寺のお客さんは、ほとんどがこのお店のことを知っている人だけでしたが、ここではすでにもうフリーのお客さんに来ていただけていますから」
実際、私と入れ違いに店を出ていった年配の男性がいたのだが、彼は関西から美術館めぐりに上京してきた人だそうで、『名曲喫茶 ドリンク&ライブラリー』の看板に興味をそそられて入店してきたそうだ。壁面に作品を展示している作者と意気投合して話していったという。

Ph03s_2

カウンターの中にいるのがオーナーの久保かおりさん。

店内で流す音楽は久保さんが好きな歌曲とオペラ曲が中心。書店でもなかなかお目にかかれない写真集を見に行くもよし、音楽を楽しむか、茫漠とした時間を楽しむか、ただただ話に興じるもよし。少なくとも今、足を運べばのちのち「開店からのお馴染みさん」と威張る権利がもれなくついてくる。

Ph04s

門外不出の安楽寺えみ写真集(サイン入り)を6,500円で販売中。写真は幻の稀少本「アンリ・マッケローニ作品集」(12,000円)。

場所はJR大久保駅南口右手すぐ。営業時間は12時~22時(土曜、日曜、祝日は14時開店)で、火曜定休。住所は東京都新宿区百人町1-23-19 南口共同ビルB1。電話は03・3368・6548。
ミニギャラリーでは3/15(木)まで平間貴大写真展「それを覆う持続」を開催中。
メニューはコーヒー500円、カクテルが600円から。

|

« マグナム・フォト創設60周年記念展で
作品128点をHP大判プリンターで出力
| トップページ | デジタルだからこそ、プリントにはこだわる!
写真家・岡嶋和幸さんの“アイルランドへの憧憬” »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/122505/14176942

この記事へのトラックバック一覧です: 珍しい写真集を置いた名曲喫茶が
新宿にオープン
:

« マグナム・フォト創設60周年記念展で
作品128点をHP大判プリンターで出力
| トップページ | デジタルだからこそ、プリントにはこだわる!
写真家・岡嶋和幸さんの“アイルランドへの憧憬” »