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2006年10月30日 (月)

第1回写真オークションで
アーヴィング・ペンのプリントが
57万円で落札!

東京・八重洲にあるギャラリーR.ローカスで10/29(日)に「写真オークション」が開催された。写真集とオリジナルプリントが53ロット出品され、緊張のなか、13時25分からセールがスタートした。
オークションという言葉は知っていても、実際に参加したことがある人はほとんどいないはず。この東京オークション・ハウスは、写真をメインに幅広く一般の人が参加できるオークションとして企画された。奇数月に実施されることになっており、今回はお披露目を兼ねたプレ開催という位置づけだ。

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普段はギャラリースペースとなっている場所が、奇数月の最終日曜日はオークション会場になる。

セール参加者は受付で、免許証など身分証明書を見せて、同意と規約書を書くと、入札の時に使うビットナンバーが手渡される。手続きはそれだけ、実に簡単だ。専門家でなければ入れないわけではないし、入場料も必要ない。この日はやや緊張した面持ちで21名がセールに参加していた。

出品商品は受付でリストを手渡されるが、すでに同じ会場で開催4日前から『プレビュー』(下見会)として商品は展示されていた。買う気で参加している人ならば、当然、下見はして当たりはつけているはず。今回はプレ開催ということで、事前に予想落札価格が表示されていなかったので、いくらから入札が始まるのかが不安でもあり、楽しみでもある。

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チェアマン・米山さんの進行で53ロットがオークションにかけられた。

それぞれが思惑を抱えながら、チェアマンが入場しオークションがスタートした。セールは写真集から始まり、ロットナンバー1は奈良原一高「破滅した時間」(1975年・朝日新聞社刊)。スタート価格は35,000円だ。ビットナンバー13が手を上げ、落札。
静かな雰囲気で進行していたが、ロットナンバー6の森山大道「続 にっぽんの劇場写真」(1978年・朝日ソノラマ刊)で、ビットナンバー2と4が挙手。10,000円、12,000円、15,000円と競り合い、オークションの雰囲気が俄然盛り上がる。またテレビで見た記憶から、金額の提示はセール参加者がするものと思っていたが、ここではチェアマンが発声していた。
ロットナンバー18の深瀬昌久「RAVENS」(1986年・蒼穹舎刊)では、25,000円から5度の競り合いで50,000円で落札。1967年に我が学研が出版した東松照明「日本」も35,000円から始まり、40,000円でビットナンバー2に競り落とされた。

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石元泰博「シカゴシカゴ」はなかなか市場には出てこない写真集のひとつだ。

後半のオリジナルプリントは、価格がぐっと上がり200,000円程度の商品が並び、結果、売買されたのは2点のみだったが、この日、3番目に価格の高かったアーヴィング・ペンの「Fashion Photograph in a cafe,Peru 1948」(制作1948年、490×475mm、ゼラチンシルバー・プリント、写真裏面にサイン)が570,000円で落札されている。購入した人は口々に「良い買い物をした」とご満悦の表情を浮かべながら、支払いを済ませ、商品を手に会場をあとにしていた。

主宰者の井上和明さんは「第1回としては予想以上の盛況だったと思います。これから少しずつ知名度を上げていって、盛り上げていきますよ」とほっとした表情を浮かべながら、手ごたえを語っていた。
次回は11/26(日)13時から15時に「19世紀写真」をテーマに100点ほどが出品される予定。そのプレビューは11/22(水)から25(土)の11時から17時に開催される。会場の所在地は東京都中央区日本橋2-1-17 丹生ビル2F(電話:03-5299-4166)。

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2006年10月26日 (木)

10/28-29「日本のルマン」!
全日本スポーツカー耐久選手権で
モータスポーツ撮影を徹底的に堪能しよう!

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ルマン24時間レース優勝者の荒聖治選手と黒澤治樹選手が駆るクラージュLC70

10月28、29日に岡山国際サーキットで行われる「全日本スポーツカー耐久選手権・第3戦」(決勝は29日)は、モータースポーツ撮影の楽しさもたっぷり味わえるイベントだ。
別名「JAPAN LE MANS CHALLENGE」ともいわれるこのシリーズは、本家「ルマン24時間レース」と同じルールに基づいたマシンが出場し、今回のレースでは1,000キロ(271周)の長丁場で競うという、過酷な耐久レース。
実際のルマンでもお馴染みのクラージュやザイテックなどのマシンはもちろん、日本人2人目のルマン優勝者、荒聖治選手も出場する。

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ツインリンクもてぎで行われたシリーズ第2戦のスタート(写真左)とゴール(写真右)の模様

カメラファンにとって楽しみなのは、11時のスタートから17時頃となるゴールまで約6時間も撮影できるということ。
つまり、各コーナーを移動する時間がたっぷりあり、かつ正午付近から夕方まで変化する光線状態を利用して作品に変化をつけたり、ほぼ日没となる終盤でのライト点灯走行までも網羅でき、「モータースポーツ写真ぜんぶ盛り」な撮影が楽しめるというわけだ。

さらにサポートイベントとして1930年代(!)から1970年代までのクラシックカーがエントリーするヒストリックカーレースも開催され、被写体もバリエーションたっぷり。

F1シーズンが終わった今、カメラファンには一押しのレースであることは間違いない!

 

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2006年10月24日 (火)

また一つ昭和生まれの公団住宅が消えていく
その記憶を記録するために
期間限定ギャラリーがオープンした!

東京・阿佐ヶ谷に一戸建ての公団住宅があるのをご存知だろうか。この阿佐ヶ谷住宅は来春、再開発のため取り壊しが決まっている。その中の25号棟4号室が10月1日よりアートスペース『とたんギャラリー』としてオープンした。来年4月までに住民は退去することが決まっているので、3月までの期間限定だ。

ギャラリーはこの部屋の住人である大川幸恵さんが有志とともに立ち上げ、運営を行っている。10/29(日)までは、hana写真展『全窓全開』が開催中。作品は阿佐ヶ谷住宅の細かい表情を撮りためたもの。来春にはなくなってしまう空間のなかで見る『記憶の数々』は、想像力を刺激する。開館時間は11:00~18:00。

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ギャラリーのある25号棟の前は公園になっている。

阿佐ヶ谷住宅は施工主である日本住宅公団が大量に住宅を供給し始めた時期(竣工は1958年)の建物だから、一般的に注目度は低いが、公団では珍しいテラスハウスという形態で建てられている。共用の壁で接した2階建ての一戸建てが何戸か並んで一棟を形成させたもので、独特の面持ちがある。設計は、上野の東京文化会館や丸の内の東京海上ビルなどを手がけ、日本の近代建築の歴史に大きな足跡を残している前川國男建築設計事務所だ。当然、その独特の佇まいを愛し、解体を惜しむ声も少なくない。
その上、意外にもこれまで写真としての記録も少ないからなおさらだ。そのせいか最近になって、阿佐ヶ谷団地の建築物としての魅力に気づいた写真家が撮影を始めているという。

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玄関を入ると時代を感じさせる階段がある。右手に進むとそこがギャラリーだ。

『とたんギャラリー』主宰者の大川さんは「再開発に反対しているわけではありません」と言う。一番の動機は、この空間を多くの人に知ってもらいたいとの思いだ。
「建物や風景がなくなることを『感傷』として見据えるのではなく『最後まで使い切ること』『記録をとること』を目的とする」と大川さんはギャラリーのウェブサイトに記している。使い切るための痕跡を残すため、出展者は原則としてギャラリー内の現状復帰は行わず、1点以上作品を残して終了する。そして次回展示を行う作家は、前の作家の作品をどのように扱ってもよいというルールを定めた。
このルールによって、展示は1ジャンル1回(つまり写真による作品展示は今回のみ)ということになる。「さまざまなジャンルの作家さんに参加していただくこともコンセプトのひとつにしていますので」と大川さん。

ということなので、写真展は今回のみになる。が、「写真家さんから展示の希望も多くいただいているのですが、原則お断りしています。ただ記録をとり続けることを目的にしているので、写真家さんに関わっていただくことは大歓迎です」ともいう。
昭和を伝えていくうえでも貴重な建築物の撮影に、ボランティアとして内部から記録できるチャンスでもあるのだ。

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玄関と反対側のテラスから見たギャラリー部分。

さらに現在、写真展を開催中のhanaさんは、ブログ「hanaの東京散歩」で人気のフォトブロガー。その作品はリコーGR DIGITAL Online Galleryや写真雑誌でも取り上げられている。その作品を楽しめ、作家本人とも話ができてしまうかもしれないチャンス。写真展開催中の29日までに、まずは足を運んでみよう。

リコーGR DIGITAL Online Gallery
http://www.ricoh.co.jp/dc/gr/gallery/?blog

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2006年10月23日 (月)

11月の発売まで待てない?
ペンタックスK10D体験イベントは満員御礼
吉村和敏カメラマンの姿もキャッチ!!

Pentax_k10d_3おじゃましてきました! 10月21日(土)、話題の新製品ペンタックスK10Dの体感&トークライブに。場所は、東京・原宿のクエストホール。秋晴れの空の下、JR原宿駅前に広がる十代の若者や外国からの観光客の波をかき分けつつ会場に着くと、こちらも人・人・人の波。ちょっと違うのは、やや年齢層が高いということ。そう、会場のオープンを待つ、ペンタックスユーザーやカメラファンの人だかりなのだ。駅前と比べて気温が3℃は高かった(と思う)。

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AM11時。予定通りオープンとなり、イベント会場に入ってみると、超大伸ばしのプリントがいきなり目に飛び込んできた。カナダのカントリー風景? イタリアのひまわり畑? いやいや違う。よ〜く見ると、K10Dで撮影した北海道の風景じゃないか。デジャヴュ……ではない。CAPA11月号にも掲載されていた写真家・吉村和敏さんの作品の一部だ。それにしても、美しい! 有効1020万画素CCDと新画像処理エンジンPRIMEのなせるワザなのだろう。

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しかし、開場してまだ5分ほどなのに、『タッチ&トライ』カウンター前も、『モデル撮影体験』コーナーも、ちょっとした行列ができている。うっ、完璧に出遅れた。仕方ない、まずはこの熱気ムンムン(←ほぼ死語・苦笑)状況を写真に撮っておこう、と私物のK100Dのファインダーをのぞいていると、DA70ミリF2.4リミテッドをはじめとするレンズが並ぶブース前に、どこかで見たような横顔が…。

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おっ、吉村さんじゃないですか。1年のうち半年は海外で暮らすと聞いていたので、ここでお会いできるとは。何しろCAPA11月号のK10Dレポート記事も、北海道取材の後すぐカナダに渡り、「向こう(カナダ)から通信で送ってもらった」(編集担当H氏・談)というくらい忙しい方なので、突然で恐縮とは思いつつ、ここぞとばかり直撃してみた。どーも、CAPAです。コメントいただけますか?

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「僕は今、ペンタックス645NIIや67IIなどを主力機として愛用していますから、プロがしっかり使えるデジタル一眼レフが同社から出てきてくれたなぁ、という安心感を抱きましたね。憧れの地、北海道ロケではまだ試作機でしたけど、結論から言えば好印象の連続でした」

よ〜し、アポなし取材だ。と心の中でつぶやいて、質問を続けてみた。あのー、具体的にはどんなところが気に入りました?

「そうですね、まずは手になじむ適度なサイズと重量です。K100Dに比べれば大きいですが、他社のフラッグシップ機と比較すれば小さく、ずっと軽い。例を挙げると、サイズ・重量的にはキヤノンEOS30Dに近いかなぁ。あと、何と言ってもファインダーがいいですね。明るいですし、ピントの山もつかみやすい。ちょっと大げさかも知れませんが、一眼レフしての資質のすばらしさが感じられて思わず心ときめいてしまった、というのが本音です」

テンコ盛りの新機能は? ボディ内蔵手ブレ補正機構シェイクリダクション(SR)やホコリ除去機能ダストリムーバル(DR)とか。

「きちんとテストを行なったわけじゃありませんが、それなりに効果は感じられました。手持ち撮影では、ふだん10枚に1枚くらいは手ブレしてしまうのですけれど、SRのおかげで北海道ロケでは、被写体ブレはあっても手ブレはなかった。また、DR機能を《起動時作動》にセットしておくと、電源ONしたとき「コトリッ」とかすかな音が聞こえるのですが、この音色が何だか気に入ってしまった(笑)。レタッチが必要になるようなゴミほど、効果があるようですね」

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『タッチ&トライ』コーナーでは、やはり手ブレ補正SRの効き具合を気にしている方が多かったようだ
 

新しい感度優先(Sv)モードの使い心地や、他に気になったところは?

「Svモードは評価したいですね。液晶パネルに感度が表示されるので、ISO感度設定ミスも減らせますでしょ。あと、まだじっくり使い込んでいないので未知数の部分もありますが、K10Dの防塵・防滴性能も心強い。それにDA★16〜50ミリF2.8ED AL、50〜135ミリF2.8ED、60〜250ミリF4EDの3本の新レンズも楽しみ。先ほども言ったように、K10Dは試作機のテストでしたが、それでも画質はすばらしかった。こうなってくるとレンズの描写がストレートに響いてきますし、昔から同社のレンズは好きだったので、今後のレンズラインナップにも期待したい。買いますよ、きっと」

んー、吉村さんの話を聞いていたら、改めてK10Dをじっくり触ってみたくなってしまった。てなわけで、会場を再び見回してみると、各コーナーの人の列がさっきよりも長くなっているじゃないかぁ…。あ、ありがとうございました、吉村さん。と、急なお願いも快く受けていただいたお礼を伝え、列の最後尾に並んだのであった。楽しみにしていた写真家・谷口泉さんと河田一規さんのトークも大盛況で立ち見状態。ペンタックスファンだけじゃなく、他のカメラユーザーなど、幅広いファンがつめかけたイベントだった。

えっと、スペースの関係上、すみませんが、あとは写真をご覧いただくということで。

このイベント、大阪と東京会場は終了してしまったけれど、名古屋と福岡はこれから。事前申し込み制なので、ご興味をもたれた方は、速攻アクセスを! ぜひ、ご自分の目で、手で、耳でK10Dの“画質革命。”をお確かめあれ。なお、東京のペンタックスフォーラムとペンタックスフォーラム大阪(大阪オフィスお客様窓口)にはK10Dが常設展示中。

■福岡会場
 10/28(土) 12:30〜15:15 アクロス福岡
 定員100名  講師 / 谷口泉さん(予定)

■名古屋会場
 11/12(日) 12:30〜15:15 第二豊田ビル西館8F
 定員150名  講師 / 河田一規さん(予定)

www.pentax.co.jp

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東京会場には、モデルの撮影ができるコーナーも。意外にも、女性写真ファンらしき姿が目立っていた

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東京・西新宿にあるペンタックスフォーラムの田中さん(右)と写真家の吉村和敏さん。吉村さんのおよそ2年ぶりの写真展『林檎の里の物語』(10/27〜11/9)が、新宿三井ビル1Fの同所で行なわれる
http://www.pentax.co.jp/forum/


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2006年10月20日 (金)

眠っているカメラを売ってください!
「商材枯渇」で中古カメラ店に悲鳴!?

中古カメラ店にちょっとした異変が起きている。東京・中野の大手中古ショップ、フジヤカメラ店が、長年ファンに親しまれてきた「中古品の一時取り置き」サービスを10月20日から中止することになった。これは中古カメラ市場で慢性的に続いている品薄状態に対処するための措置だという。

中古市場ではこのところ、フィルムカメラの中古品が極端に減っている。その理由として、フィルムカメラの新製品がないこと、メーカーが修理をしない機種が増えていること、その一方で世界的に需要が増加していることなどがあげられている。デジタルカメラ全盛時代となっているものの、日本でも一部とはいえファンがフィルムカメラを熱心に探しており、その需要と供給のバランスが崩れたというわけだ。
そこで中古ショップは、フィルムカメラの買取に力を入れ始めた。しかし、中古ショップの買取を利用する中古ファンはカメラユーザーの1割程度といわれており、一般の写真愛好家が利用するプリント中心の写真店にもカメラの買取を呼びかけている。業者向けに中古カメラの相場集を発行している中古ショップが次のような話をしてくれた。
「デジカメを使うようになった家庭では古いカメラが死蔵されたり、捨てられそうになっています。そんなカメラを欲しがっているファンの手にお届けできたらという思いが多くの中古ショップにはあります。修理すれば使えるカメラはもちろんですが、壊れたカメラでも欲しいという人がいるので、不要のカメラをお持ちなら、お近くの写真屋さんにぜひ相談してほしい」
捨てるくらいなら、もう一度誰かに使ってもらったほうがいい。中古カメラはショップにとってもファンにとっても貴重な資産といえるようだ。

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東京・中野のフジヤカメラ店の店頭に掲示された「一時取り置き中止」のお知らせ。同店では在庫の約4割が取り置きのため店頭に並べられず、その半数近くがキャンセルになっている。商材が枯渇する中で、来店客へのサービス低下を懸念して取り置き中止を決めた。

 

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2006年10月17日 (火)

青山にヒステリック・グラマーがギャラリー開設
オープニング展は森山大道の未発表作、オリジナルプリントだ!

ファッションメーカーのヒステリック・グラマーが10/13(金)、同社青山店の地下1階にギャラリー「RAT HOLE GALLERY」オープンさせた。その初日には会場でオープニングパーティが開かれ、写真家や関係者が多数詰めかけた。
オープンを飾る展示は、森山大道作品展「it DAIDO MORIYAMA」。モノクロームに切り取られたイメージの断片には、疾走する時の流れが封じ込められているように見える。それから何を感じるかは、見る人それぞれに委ねられている。まさに写真的な快感に満たされた空間だ。作品は森山さんがこれまで未発表だったカットからこのギャラリーのために選び、自ら制作したオリジナルプリントでもある。

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オープニングパーティには若手、ベテランの写真家たちや出版、ギャラリー関係者などが大勢来場。

ギャラリーにはブックショップを併設。RAT HOLEレーベルの限定グッズや、現在では入手が難しいヴィンテージブックが販売される予定。この日もレアな商品を買い求める業界関係者の姿があった。
会期は11/19(日)まで。開場時間は12:00から20:00。月曜定休。所在地は東京都港区南青山5-5-3 HYSTERIC GLAMOUR 青山店B1F。電話は03-6419-3501。

RAT HOLE GALLERY
http://www.ratholegallery.com/

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ギャラリーに併設されたショップ。

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ギャラリーの一角にはねずみの巣が・・・。穴のなかにはちょっとした仕掛けもあるので、ぜひ、のぞいてみよう。

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荒木経惟さん(右)と森山大道さんのツーショット。荒木さんはここで次回展示を行う。

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2006年10月16日 (月)

抜群の操作フィーリング! これぞライカ!!
東京の“ミニフォトキナ”で衝撃の新型デジカメ
『ライカM8』にさわった!(後編)

【CAPA編集スタッフ緊急ロングロングロングレポート・後編】

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(前編より続く!) ■表示もなかなかスピーディー!

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液晶は大型の2.5型LCD。再生画像は十字配列のボタンの周囲にあるダイヤルでカリカリと拡大縮小。これがクイックで気持ちいい!

撮った画像を背面の液晶モニターでチェック。モニターのサイズは2.5型とボディに比べ大型であるが、このサイズがエントリー一眼レフでも達成されて目に慣れているせいか普通に思える。
ただ、撮影画像を再生させ、拡大表示ダイヤルを回してみて、オッ! と意外な嬉しさがあった。ダイヤルを回すと、一瞬でグッと拡大。4段階で等倍までグイグイ大きくなる。ガリガリとした暫定的な画像が最初表示されるが、それがカチッと細かくなる瞬間に不思議と満足感があったり。またこの4段階というのがクイックなカンジを盛り上げるというか、快感なのだ。なんだか、気持ちよくなるラインを熟知しているというか、文句言われないための無駄な細かさなんてところにはいかず、カメラ全体が使い手の感覚をとても大切にしてつくられているに違いないと、コロっと信頼するほどだ。
そして、部分拡大したままINFOボタンを押すと、ヒストグラムが表示された。十字に配列されたボタンで拡大位置を移動させると、なにか別のところもちょっと動いているような気がした。よく見ると、ヒストグラムが動いている! そうなのだ。拡大部分ごとのヒストグラムが表示されるのだ。自分では撮影のときに活用することは絶対ないのに、この部分はこんな分布なんだ、なんて“調査”を気取ってみるのが楽しかったり。

■これが問題の「6ビットコード」とセンサーだ!

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レンズ側のマウントにある白黒の模様が話題の「6ビットコード」。レンズ情報をボディに伝達し、画質補正などに活用する。ボディ側には赤いセンサーが見える。新事実!

撮った写真の画質うんぬんは全くできようもないが、とりあえずここで画像にまで到達できた。今日はここまでだ。
と思ったらまだあった。いろいろバラしてもいいと許可が出たのだ! とりあえずレンズを外して例の「6ビットコード」を見てみた。この6ビットコードとは、レンズの焦点距離や開放F値だけでなく「タイプ」も分類され、つまり同スペックの違うレンズをも区別できる、総合的なレンズ情報を持つものだ。これをボディに伝えて、画質補正のレベルを決める材料などに利用するらしい。
ちなみに、このコードがないレンズを使用する場合、メニューにある「レンズ検査」という項目をOFFにするとのこと。ニコンのF6やD200のようにレンズ情報手動設定はできないという。
広報資料として入手した製品写真にはレンズ側のコードしか見ることができなかったが、ここで私は見てしまった。ボディマウント側の読み取りの秘密を…………って程じゃないが、とにかくあった。マウントに赤く細長いセンサーが。と、それだけだが、嬉しくて写真に撮ったのでご参考まで。

■底蓋を開けるとそこは…

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新事実2! 底蓋を開けるとそこはカードスロットとバッテリー室。メディアはSD、バッテリーはコンパクトなリチウムイオン充電池だ。

で、これで終わり、のつもりがまだバラすところがあったので終わりにできない。そう、底蓋だ。見ると、他のM型と同じ形状のなじみ深いレバーがあり、もう回してくれと言っているように見える。フィルムが入ってないか確認して、って必要はなかったなんてまだこんなことを。で、堂々と開けてみると、そこにはメディアとバッテリーが。記録メディアはSDカード。バッテリーは専用のリチウムイオン充電式だ。ライカ使いには底蓋外してメディア交換というのはなんてことないだろうが、普通はちょっと戸惑う仕様かもしれない。余談だが、光漏れの心配がないのか、じゃ、この底蓋うっかりなくしちゃっても撮れるんだ、なんて変なことを思った。

■謎センサーの正体見たり!

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【写真左】メインイベント「ミニフォトキナ」はドイツのライカ本社のスタッフ直々にレクチャー。新事実がいっぱいわかった! 翻訳ってすばらしい(笑)。
【写真右】新事実3! 赤丸ロゴ左上にある小さな丸は測光の補助センサー。マウント内底部のメインセンサーを補う役割をする。

ところで、肝心のミニフォトキナだけど、ドイツのライカ本社の方々が英語でレクチャーしてくれて、とてもよくわかった。翻訳を聞いて(笑)。
いろいろ謎は解けたが、ずっと気になっていた、正面赤丸ロゴの斜め上、中央段差の角に出現した謎の小さな丸いヤツ。いろいろと憶測が飛んでいて、セルフタイマーランプだとか、なんだとか、これいったいなんなのか。そもそもこの位置とはなんなのか。わざわざトップカバーに新たな穴を開けた理由はなんなのか。つまり、被写体に向く必要がある、ホールディングで絶対隠れない位置にある必要がある、ならばセンサー以外にない。だからホワイトバランスのセンサーなんだと思っていた。
だが、これが、測光の補助センサーだったのだ! と、直接教えてもらって超嬉しかったが程なく「?」が出てきた。だって、マウント内部に測光センサーはあるわけだ。もいちど聞いてみたら、レンズが実絞りなので、絞られると光量が極端に小さくなるから、それを補うものだと。でも、この機構的“問題”はM7でも同じわけで、それでOKなんだから、なんだかおかしい。それをまた聞いたら、要は私がきちんと英語を聞き取ってなかっただけなのだが、ストロボのプリ発光時などの閃光でも安定した測光が可能なように補助的にいわば「開放状態」のセンサーが必要だった、とのことだった。
ライカはもともとアベイラブルライトの撮影が基本とされていたところがあるが、シャッターの同調速度も上がり、しかもデジタルでストロボ撮影が快適になったことなどから、ストロボの活用をも重視した設計を行なったのだという。
実際、レンジファインダー機はストロボと相性がいいのだ。レリーズ時にファインダーがブラックアウトしてしまう一眼レフとは違い、発光の瞬間がしっかり見られるのだから。いま光った? と聞く必要がないのだ。もっとも、これもデジタルだから画像を見ればいいのか。

そう、画像が見たい。写真が見たい。いったいどんな写りなんだろう。
うまくいけば今月制作の12月号では、実写が見られるかもしれない。
とにかく、さわってみた自分としては、写りを十分に期待させる要素がいっぱいだ!
なんて、ものすごく期待してしまう。
577,500円、値段ではなく数字だけしっかり身近になって会場を後にした。校了という悪い意味のクライマックスな編集部へ(泣)。

で、加賀カメラマンには帰ってすぐにNew原稿を書き上げていただきました。テクニカルレビューとレンズラインアップガイド、それに今回の新情報を盛り込んだ他にないM8の記事がCAPA11月号で掲載されます。そちらもぜひお楽しみに!!

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10月20日発売のCAPA11月号でM8のレビューがあります! レンズラインナップの紹介や、M8と近いスペックのCCDを持つライカモジュールRの実写でM8の画質予想なんかもやってます! 加賀和哉カメラマンがバリバリ書いてます! ご期待下さい!!

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2006年10月13日 (金)

ペンタックス、高性能デジタル一眼レフ、
K10Dの発売日を11月30日に延期

Pentax_k10d_11020万画素の高性能CCDにボディ内手ブレ補正、幅広いKマウントレンズが使え、防滴構造にもなっている! と価格を超えた充実の内容で発表以来、カメラファンに大きな話題を呼んでいるペンタックスK10Dの発売日が、当初予定されていた10月下旬から、11月30日に延期された。
世界中からオーダーが殺到、十分な数量を生産した後の出荷でなければユーザーに迷惑がかかるというのが延期の理由。
 
 
(リリース)
http://www.pentax.co.jp/japan/news/2006/200647.html

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モノクローム写真展で写真家がぶち当たった問題、それは・・・・モノクロ印画紙がない!

神奈川県相模原市が「フォトシティ」を標榜しているのをご存知だろうか。写真を通して、市民の文化向上と交流を図る狙いで、毎年、プロ写真家とアマチュアに対して賞を贈っている。先日、今年の受賞者が発表された。(ちなみにプロの部は桑原史成さんで、新人賞は冒険家である石川直樹さんと、上本ひとしさんだ)。
現在、東京・神田のオリンパスギャラリーで、柳本史歩さんの写真展「海上の夏-粟島浦より」が開かれている。柳本さんは昨年の「フォトシティさがみはら」における「プロの部新人賞」受賞者。開館時間は10時から18時で、最終日は15時まで。日曜、祝日休館。会期は10/18(水)まで。

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オリンパスギャラリーにて。柳本史歩さん

柳本さんは1976年、東京生まれの30歳。旅での光景を撮影し、1998年から叙情的なモノクロームプリントで表現した作品を発表してきた。
「今回の作品は少しシャープになるようにプリントしました。というのは前回、撮影した街の人にプリントを見せたら『うちの街はこんなに寂しくない』って言われてしまったものですから」と柳本さんは苦笑いする。写真に写し込まれた街は作者の心象を投影した街の姿であり、現実でありつつ、虚構の空間だ。住んでいる人に異議をとなえさせる異空間を創り出している柳本さんは「すごい」と思うのだが、あなたはどう思いますか?

さらにもうひとつ、今回の写真展で柳本さんが直面したのは印画紙の問題だ。展示作品を制作するために、モノクロ印画紙(イルフォード)を買いそろえようとしたところ、当初はまったく数が集まらない。どこに行ってもお目当ての印画紙の在庫がなく、入荷の目処もたっていなかった。
「その時は真剣にデジタル出力を検討し、プロラボでテストプリントも出力してもらいました」という。後日、十分な枚数の印画紙が手に入ったので、今回は印画紙に焼いた。
「被写体によってはデジタルが苦手なものもありますが、遜色ないレベルにきていますね。このシリーズはフィルムで撮っていきたいですが、今後、出力はどうなるか分かりません」
モノクロームファンにはこんな悩ましい日々がいつまで続くのだろうか。とりあえずは柳本さんの作品を見て、モノクローム写真の良さをかみ締めておこう。

「柳本史歩写真展」

http://olympus-imaging.jp/plaza/gallery/2006/gallery061005.html

フォトシティさがみはら
http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/profile/photocity/photo.html

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2006年10月12日 (木)

抜群の操作フィーリング! これぞライカ!!
東京の“ミニフォトキナ”で衝撃の新型デジカメ
『ライカM8』にさわった!

【CAPA編集スタッフ緊急ロングロングロングレポート・前編】

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10月10日、ライカ銀座店において新製品発表会が開催された。その名も「ミニフォトキナ」。そう、先月開催されたばかりのドイツのフォトキナの情報が、ここに来るのだ。ということはつまり、あの新製品『ライカM8』が来る!
だがしかし、この日は最終校了日という緊張の超クライマックス、編集者としては絶対行けない日なのである。でも行くのだ。なぜならそこにM8があるからだ! たぶんさわれるのだ! そしたら、準備しているM8レビュー記事にその情報を加えられる! じゃ校了ほっとこ(笑)、というわけで加賀和哉カメラマンと共に編集Sは会場に向かったのでありました。

会場1階のショールームには、ウインドウの中に数々のライカ製品が鎮座。その周りを出席者とおぼしき人々が会のスタートをゆったりと待っている。低いウインドウの上にはM型ライカやデジカメが置いてあり、参加者はそれを手に取っている。中に入ったとき、私の横の1人が“M7”のシャッターを切った。その瞬間、不思議な音を聞いた。シャッターチャージか巻き上げか、モーターの音。モーター? 振り返るとその人は下を向いて胸のあたりでカメラを見ている。液晶モニターに画像を映し出してダイヤルをくりくり回して拡大表示。なんだデジカメか。

M7はデジカメじゃないでしょ。

デジカメはこんどのM8からね。


…………えええええ『M8』だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!

まさしくM8。あのニューモデルM8なのだ。1000万画素デジカメのM8なのだ。それが数台置いてある。夢ですか。

さわりました。M7と間違えたのも無理はない。本当にM型ライカなのだ。ちょっとだけ厚みは増えたけど(ほんの3ミリ)、デザインもサイズもほぼ同じ。
手にしてみるとこれまたライカ。マグネシウムダイキャストのボディに真鍮削り出しの上下カバー、クラシックな金属カメラの、ずっしり、しっとり、しっかり、とし心地よい感触が手に伝わる。このサイズとこの素材と545グラムの関係とはこんなに心地よいものだったのか。とにかくあのM型ライカなのである。


■画角が狭くなっていることが気にならない

ファインダーを覗いてピント合わせをすると、二重像がクイクイ動きすぐにビタッと合う。倍率も0.68倍なので、現行M7の0.72倍と区別が付かない大きさでくっきり見える。35ミリ判換算で焦点距離が1.33倍になることは知っている。つまり35ミリなら50ミリ弱の画角になる。広角系は50ミリに0.7倍の系列で刻まれた焦点距離が一般的だが、だいたいこれに近いカンジで換算でき、1段望遠になると思えば感覚的にわかりやすい。だからいまは35ミリだから50ミリか、と思おうとしたが、そんなことが割とどうでもいい。ファインダーにフレームはあってもその周囲があるからなのか、画角が狭くなっていることがあまり気にならないのだ。これは同様の倍数がかかるキヤノンEOS-1DマークⅡNで撮るのとはずいぶん違った感触だ。

これとちょっと矛盾する感覚だが、フレームが常時2種類表示され、この2つという量はM7も同じだからいいのだが、組み合わせが、28ミリ/90ミリはいいとして、24ミリ/35ミリ、50ミリ/75ミリが気になった。短いほうを換算するとだいたい長い方になるわけで、考えると一瞬混乱する。まあ考えなければいいだけの話だ。もちろん50ミリ/75ミリもM7と一緒だが、2件続くと、この接近が標準的になってしまったような気がする。フレームが1つしか表示されないM2や、35ミリに135ミリが小さく表示されるだけのM5を使ってきた身としては、煩雑に感じられなくもない。などと重箱のスミをつついてみたが、無論いいファインダーである。見ているのが楽しく、撮りたくなる気持ちになるのはいつのM型も変わらない。


■シャッターフィールは、まさにM型ライカ!

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伝統の布幕横走りから金属膜縦走りに大変身したシャッター。1/8000秒と大幅な高速化を達成してるものだから、感触も大幅に大胆になっているかと思いきや、ほとんどレリーズ感は変わらない静かなシャッター。いいのだ。

シャッターボタンを押した。うんともすんとも言わない。「???」と思ったが単に電源OFFだっただけ。デジカメだということを頭がまだ理解しない。シャッターボタン周りのレバーでON、ボタンを押すとシャッターがコトッと切れてシャッターチャージの音がした。そう、チャージはモーターで自動なのだ。次の操作をしようと思ったがなにかが足りない。巻き上げレバーがないのである。んなものは廃止されたのだ。チャージされたでしょ、それでいいのだ。と、ちょっと納得に時間がかかったが、そのくらいシャッターもM型ライカのイメージそのままなのだ。とにかくシャッターは静かでショックも少なく、今までのM型とさほど変わりがないのに驚いた。
とシャッターの感触をしつこく言っているが、ナゼかというと、シッターユニットが今までのM型ライカと全く違ったものになっているからだ。従来の布幕横走りシャッターが、このM8では金属幕縦走りとなり、しかも最高1/8000秒と大幅な高速化を果たした。だから、まったく違った感触になるだろうと思っていた。悪い方向で。ジャキンとガサツになってショックも大きいのだろう、と懸念していたが、コパルが偉いのかダイキャストガッシリのM8が偉いのか、たぶんその両方だが、気持ちの良いレリーズ感が楽しめるのは嬉しかった。
(興奮のうずに巻き込まれつつ、後編に続く)

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2006年10月11日 (水)

映画大好き写真家・木村智哉さんが
デジタルビデオカメラに持ち替えた? 
動くグラビアDVDを要チェック!

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■ Premium Selection 熊田曜子

旬のアイドルやタレントを精力的に撮り続けている写真家の木村智哉さん。CAPA本誌でかつて約2年間にわたって連載されたグラビア『キムラ写真館D』をご存じの方も多いだろう。その木村さんが構成・演出からカメラまでも回した(撮影を担当した)DVD作品が2本、立て続けにリリースされた。

そのタイトルは『Premium Selection熊田曜子』と『Premium Selection 安田美沙子』。よけいな説明など要らない、まさにトップアイドルの“アイドルDVD”だ。そもそもは、ふたりのトレーディングカード(トレカ)との融合プロジェクトとしてDVDも企画されたという。

「もしかすると、写真のおまけ的にムービーも撮ったと思われるかもしれませんけれど、そうじゃない。一流のメイク、スタイリスト、編集スタッフが集結し、いわゆるイメージビデオとしては十分な時間も費やせた。充分楽しめる作品に仕上がったと自負しています」と、木村さんから直々のコメントも。とはいえ写真(スチル)とムービーでは撮り方など、かなり差があるのでは?

「たしかに、スチルは僕の場合タテ構図がわりと多いのに対してムービーはヨコ構図のみ。しかもカメラを左右に振りながら撮るパンニングや上下に動かしながら狙うティルトといった独自の手法もあり、当然、40分はある全体の流れや構成も重要になる。意識としては、1冊の写真集を作る感覚に近いかもしれません」

あー、なるほど。…となると、木村さんはシナリオを書き、いわゆる絵コンテも用意したのだろうか?
「大がかりなドラマとかじゃありませんからね。イメージビデオでは、ふつうプロット(筋立て、ストーリーの骨格)を簡単にまとめたものを準備するのですが、熊田さんや安田さんは今まで何度かごいっしょさせていただいて撮りやすそうでしたし、お二人とも今までに20作以上のDVDを出していて、何か考えてもどれかに似ちゃうだろうと思って、どちらも特に用意しませんでした。もちろん、撮影までに例えば、『この衣装で、この場所のときは、こう撮ろう』といった構成アイデアは漠然と考えていましたけどね」

なんだか天才肌の木村さんらしいと妙に納得。実際に使用したカメラはソニーのHVR-A1Jと松下のAG-DVX100A各1台の計2台。民生用とはタイムコード表示の有無、マイク端子やファインダーなどの一部仕様が異なり、短編映画、プロモーションビデオなどのプロの映像制作にも用いられている業務用小型カメラだ。

実は、木村さんは知る人ぞ知る映画ファン。『フォトテクニック』誌に映画関連コラムを寄稿していたほどで、さまざまなジャンルのDVDソフトが1日3本以上ずつ増えている(!)状況だとも。それだけに、この2本のソフトにも、ある名作映画へのオマージュが綴られているとかいないとか…。曜子ちゃん、美沙子ちゃんファンだけでなく、映画好きの方もチェックしてみてはいかがだろう。
 
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■ Premium Selection 安田美沙子
 
熊田曜子、安田美沙子いずれの作品もスチルのショットが大量に盛り込まれているほか、アイドルものとしては前代未聞の写真家本人が撮影のエピソードなどを語る特典映像も加えられている。Amazonをはじめとする有名ネットショッピングサイトで購入可能。税込み価格はどちらも3990円。

 

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「撮影の段取りも自分で組みました。スチルにムービー撮影が加わり、大変さよりも“新鮮さ”が勝って、現場もすごくいい雰囲気で撮ることができました。機会があれば、またムービー作品に挑戦したいですね」と静かに熱く語る木村さん。

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2006年10月10日 (火)

銀座ニコンプラザがリニューアルオープン
ショールーム加わり日曜祝日も開館

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新しい銀座ニコンプラザは通りに面したガラス張り。

東京におけるニコンのサービス拠点であるニコンプラザ銀座が10/7(土)よりリニューアルオープンした。場所を銀座5丁目から7丁目に移転し、さらに従来のサービスセンター、ニコンサロンに加えて、浅草にあったショールームとプロサービスセンターを統合している。オープン前日の6日に、プロ写真家をはじめ関係者を招いての内覧会が開かれた。

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製品展示だけではなく、写真セミナーも開催していく。

新しいニコンプラザ銀座は中央通りを入って二本目の角。1階と2階の2フロアを使い、1階はショールームとニコンサロンで、2階がアマチュアとプロ向けのサービス窓口だ。ショールームは通りに面し、素通しのガラス張りで開放的なつくりにしてある。
ショールームにはデジタルカメラと、フィルムカメラ(F6のみ)、レンズ、アクセサリー、スキャナー、双眼鏡製品などが展示され、実際に体験できる。またニコンオリジナルグッズと使用説明書の販売も行っているので、ニコンユーザーは便利に使おう。その一角にはセミナースペースも設けられ、随時、写真教室などを行っていく予定だという。

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プロサービス窓口が併設されたことで、プロ写真家の来場がさらに増えるはず。

その奥がニコンサロンだ。年内は同プラザ開設記念展として、4回連続の企画展を実施する。1968年の開館以来、ニコンサロンで展示された作品を中心に、日本の戦後と現代写真の流れを展観する狙いだ。第1弾は「戦後日本」と題し、木村伊兵衛、土門拳、南良和、江成常夫、桑原史成の作品を展示している。会期は10/24(火)まで。

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取材日はオープン前日。このあとカウンターにパソコンが並ぶ。

2階に上がると、右がサービスセンター、左がプロサービス窓口だ。サービスセンターでは受付までの時間と作業時間を示す案内板に、「ローパス清掃」の作業時間を加えた。
プロサービス窓口には、パソコンが2台設置され、自由に使える。パソコンにはNikon Capture4など各種ソフトウェアがインストールされており、待ち時間を有効に使える。従来から好評だったサービスだ。

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プロサービス窓口に設置されれているパソコン。

銀座ニコンプラザの所在地は東京都中央区銀座7丁目10-1 STRATA GINZA(ストラータ ギンザ)1階・2階。営業時間は10時から19時。年末年始および特別日を除き年中無休。問合せ先は以下の通り。
 ●銀座サービスセンターおよび銀座ショールーム=03-5537-1434
 ●銀座ニコンサロン=03-5537-1469
 ●プロサービスセンター=03-5537-1411

銀座ニコンプラザ
http://www.nikon-image.com/jpn/support/service/showroom/ginza/index.htm

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2006年10月 6日 (金)

写真を見るだけでなく、創る場に
エプソンのギャラリー・エプサイトが
リニューアルオープン

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外観は以前と変わらないのだが・・・

 

 

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MAXART PX-9500が鎮座するプライベートラボ

エプソンが運営する東京・新宿のギャラリー「epsite」(エプサイト)が10/4(水)、リニューアルオープンした。展示は野町和嘉さんの「アンデス」で、11/12(日)まで開かれる。開館時間は従来通り10時半から18時。会期中無休。入場料無料。

リニューアルのポイントは、ギャラリーに「プライベートラボ」を設置したことだ。ここにくれば最新の機器と、大型プリンターMAXART PX-9500で自分の作品を自分の手でプリントアウト(有料)できる。パソコン(Mac PROとWindowsPC(Endeavor エプソンダイレクト製)、スキャナー(GT-X900)、ライトボックスとPX-5500。モニターはカラー管理されたEIZOのCE210Wだ。
実際にユーザーがプリンターをどう活用しているか、どんな表現を求めているのか、抱えている問題点は何かなど「ここを拠点に新しいインクジェットの表現をユーザーと一緒に考えていく」と鵜沢所長はいう。
年内はトライアル期間として、ユーザーの利用状況を見ながらサービス内容を検討していく。利用希望者はエプサイトの窓口(電話でも可)で予約を行う。使用希望時間、利用内容を聞いたうえで、使用日の調整を行う。利用料は実費のみ(使用時間によって利用料が発生することもある)。
利用者はエプサイト会員に入会(入会金、会費無料)することが条件で、来年1月からは新たに導入される有料のアドバンストメンバーのみのサービスとなる。
また希望すれば同社のプロ向けepSITEデジタルクリエーターに指導、アドバイスを受けながらプリントの制作を行うことも可能。インクジェットでの写真展を考えている人には、もってこいのサービスだろう。

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写真展会場は従来通り、迷路のような楽しい空間だ
 

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写真家の内山英明氏(左)と、エプサイトの鵜沢所長

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今後は公募展の開催もあるぞ

ギャラリーのほうは、これまで「プリントにこだわりのある」プロ写真家を中心に企画展を実施してたが、リニューアル後はジャンルを広げていく。たとえばこれまで行ってこなかった公募展も実施するという。

現在、写真展が実施されている野町和嘉さんもデジタル写真に取組み始めた作家の一人だ。今回の出力はデジタルプリントにあった「ポジとは違う色合い」を求めて、表現したという。これまでの「アンデス」とは少し違う世界が見られるはずだ。
また10/15(日)には会場で作家によるトークショーを行う。予約受付は10/7(土)開館から会場または電話(03-3345-9881)で行う。先着70名まで。
この日は野町和嘉展のオープニングと、エプサイトのリニューアルオープンを兼ねて、オープニングパーティが催された。著名写真家や各メーカーから多くの人が集まった。そのお客さんの一人、写真家・内山英明さんと、エプサイト所長の鵜沢さんのツーショット。
内山さんはずっとフィルムで撮影しているが、2003年にエプサイトで個展を開いている。「35ミリフィルムから大きく伸ばしたプリントがシャープに出ているのは驚いた」という。内山さんは来年2月に新しい写真集を刊行予定だとか。
より楽しめる空間になったエプサイトへ。ぜひ一度体験を。


エプサイト
http://www.epson.jp/epsite/

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